ラクロスとは?種類・ルール・始め方をわかりやすく解説
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ラクロスは、網の付いたスティック(クロス)でボールを運び、相手ゴールに入れて得点を競うチームスポーツです。公益社団法人日本ラクロス協会(JLA)が国内の統括団体として競技ルールや大会・普及を担っています。

執筆者
子ども向けスポーツ情報メディア編集部
小学生・中学生向けのスポーツイベント・スクール情報を整理し、保護者が参加先を検討するために必要な情報を発信しています。
目次
ラクロスとは
ラクロスとは、クロスと呼ばれる網付きのスティックでボールをキャッチ・パスし、相手陣のゴールにシュートして得点を競う屋外中心の団体球技です。フィールドはおおむね110m×60m(最小は92m×48m)で、硬質ゴム製ボールを使い、約180cm四方のゴールへ入れます。国際統括はワールドラクロス(WORLD LACROSSE)、日本国内はJLAが統括します。
子ども向けには、チェック(相手へのクロスでの接触)を禁じ、柔らかいボールを使うジュニア向けルールがあります。未経験からでも取り組みやすい入口として、協会主催のジュニア教室や地域のキッズスクールで体験できます。
ラクロスの4つの種類
ラクロスには、代表的な形式としてフィールド・ボックス・ジュニア(ソフト系)・Sixes(シクシーズ)の4つがあります。日本で公式戦の中心になるのはフィールド形式です。
フィールドラクロス
屋外の芝フィールドで行う本格競技です。男子・女子とも原則10人対10人、15分×4クオーター制で行われます。
ボックスラクロス
屋内リンクで行う形式で、北米を中心に普及しています。日本国内の公式戦の主流ではありませんが、国際的には屋内競技として知られます。
ジュニアラクロス(ソフト系)
子どもが安全に楽しめるよう整えた普及用ルールです。JLAのジュニアラクロス標準ルールでは、フィールド内は6人対6人、ゴーリーなし、チェック禁止が基本で、柔らかいボールの使用が推奨されます。いわゆるソフトラクロスと呼ばれる遊び方も、この安全重視の考え方に近いものです。
Sixes(シクシーズ)
ワールドラクロス公認の短時間形式で、フィールドプレーヤー5人とゴーリー1人の計6人で行います。2028年ロサンゼルスオリンピックでは追加競技として実施される予定です。
ラクロスの基本ルール
フィールドラクロスの基本は、クロスでボールを保持しながらパスとランをつなぎ、相手ゴールへシュートして得点を重ねることです。得点は、ボールが相手ゴールのゴールラインを完全に通過したときに入ります。
フィールド上の人数は男女とも原則10人(ゴーリー1人を含む)です。ポジションはアタック・ミッドフィルダー・ディフェンス・ゴーリーに分かれ、攻撃側と守備側で人数制限やオフサイドに近い制約があります。試合時間は15分×4クオーター制です。
ジュニア向けではルールが簡略化され、6人対6人・ゴーリーなし・チェック禁止が基本です。パス回数の規定(パスカウント)があり、規定回数を満たしてからシュート権が得られるなど、チームプレーを促す設計になっています。
ラクロスの道具
ラクロスで使う主な道具は、網の付いたスティック「クロス」と、直径約6cmのゴム製ボールです。クロスの網でボールを保持しながら走り、パスやシュートにつなげます。
フィールド競技のボールは硬質ゴム製です。ジュニア向けでは、柔らかいボール(例:LAXFIT)の使用が推奨され、クロスもミニクロスやジュニア規格のものが使われます。
防具は性別・カテゴリーで異なります。男子フィールドではヘルメットやショルダーパッド、グローブなど上半身の防具が必要です。女子フィールドではゴーリー以外は防具が少なく、アイガード(ゴーグル)の着用が中心です。ジュニアラクロスではアイガードとグローブ(手袋でも可)の装着が必須とされています。
男子ラクロス・女子ラクロスの違い
男子と女子では、接触の可否と防具の考え方が大きく異なります。男子はボディーコンタクトが認められ、ヘルメットやパッド類を装着してプレーします。女子は接触が制限され、フィールドプレーヤーはアイガードを中心とした軽装で、スピードとパス回しが目立つ展開になりやすいです。
一方で、フィールドサイズや試合時間は2019年以降、男女で統一されています。人数も男女とも原則10人対10人です。子ども向けのジュニアラクロスでは、男女差を前提とした本格ルールではなく、チェック禁止の安全ルールで男女混合の体験・教室も行われます。
ラクロスができるチーム・団体
日本でラクロスを続ける場合、公益社団法人日本ラクロス協会(JLA)とその傘下連盟への登録が基本ルートです。年代ごとに、学校チーム・ジュニア教室・大学部活動・社会人クラブなど参加先が分かれます。最新の所属先は、JLAの会員登録システムや各地区連盟の案内で確認するのが確実です。
小学生
小学生向けは、JLAが各地で実施するジュニアラクロス教室・体験会や、地域のジュニアチーム・キッズスクールが入口になります。JLAの資料では、小学生(ジュニアラクロス)はイベント参加者延べ約500人・約30チーム規模とされています(時点により変動)。En-sportsでは、子ども向けスクールとして大田ラクロスクラブ、クロススマイル・ラクロスクラブ、JCラクロス南町田、Te Verde Lacrosse(浜松)なども掲載しています。
中学生
中学生は、学校公認の部活動・同好会としてJLAの学生競技団体会員になるルートと、地域のジュニア/ユース系チームで活動するルートがあります。JLAの入会規程では、中学校の学生競技団体会員は学校公認団体であること、選手15名以上の協会競技会員在籍などが要件です。中高生全体では、女子の競技者・チーム数が男子より多い傾向が公式資料で示されています。
高校生
高校生も、学校公認の競技団体としてJLAへ加盟し、地区の学生リーグ等で活動する形が公式ルートです。中学校と同様に、学校公認・選手15名以上などの団体会員要件があります。女子中高生の広がりが近年の特徴として、JLAの現状資料でも触れられています。
大学生
大学生は日本国内で最も厚い層です。日本学生ラクロス連盟系の地区リーグが北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州の全国7地区で行われ、上位は全日本大学選手権大会へ進みます。大学を中心に競技が広がってきた歴史があり、いまも学生リーグが国内競技の主戦場のひとつです。
社会人(クラブチーム、草ラクロス)
社会人は、日本クラブチームラクロス連盟(旧・日本社会人ラクロス連盟)傘下のクラブチームが公式の受け皿です。地区のクラブチームリーグ戦が行われ、上位は全日本クラブ選手権大会へ進出します。競技志向から楽しさ重視のリーグまで、取り組み方に幅があるのが特徴です。
いわゆる「草ラクロス」は、協会公式カテゴリー名ではなく、気軽に集まる趣味・愛好会的な活動を指して使われる呼び方です。継続して公式戦に出たい場合は、クラブ連盟加盟チームへの加入や、地区連盟・JLAへの相談が確実です。チーム新設時も、活動予定地区の連盟担当へ相談するようJLAが案内しています。
参考リンク:公益社団法人日本ラクロス協会/JLA会員登録システム
ラクロスのよくある質問
何人でやりますか
フィールドラクロスの公式戦は、男女とも原則10人対10人(ゴーリー1人を含む)です。ジュニアラクロス標準ルールでは6人対6人(ゴーリーなし)です。教室や体験会では、人数を調整して行う場合もあるため、参加先に確認しましょう。
防具は必要ですか
カテゴリーにより異なります。男子フィールドではヘルメットやパッド類が必要です。女子フィールドではゴーリー以外は防具が少なく、アイガードが中心です。ジュニアラクロスではアイガードとグローブの装着が必須とされています。体験会では用具を借りられる場合もあるので、事前に確認すると安心です。
運動が苦手でも始められますか
ポジションごとに役割が分かれているため、走る・パスするなど得意な動きから始めやすい競技です。ジュニア向けはチェック禁止で、未経験者向け教室も開かれています。体験レッスンで指導の丁寧さや雰囲気を確認するのがおすすめです。
どこで体験できますか
JLA主催のジュニアラクロス教室・体験会や、地域のキッズスクールで体験できる場合があります。スクール選びのポイントとキッズラクロス一覧も参考に、近くの教室を探してみてください。
まとめ
ラクロスは、クロスでボールを運びゴールを狙うチームスポーツです。日本ではフィールド形式が公式戦の中心で、子ども向けには安全なジュニアルールがあります。始めるときは年代に合ったチーム・教室を選び、用具や防具の扱いを体験で確認すると安心です。年齢に合った運動選びの視点は年齢別のスポーツ選びでも紹介しています。